不用品を処分する際に便利だということで、リサイクルショップや自治体ではなく不用品回収業者を利用している人が増えているようです。こういった業者などによって回収された不用品はその後、どのようなルートをたどるのでしょうか。
不用品は問答無用ですべて廃棄処分されるのでは、と思われがちですが、キレイな商品やまだ新しい商品は有効活用されています。引き取られてリサイクル市場に向かい、清掃や修理などを行った上で中古品として販売されることになります。キレイにクリーニングして商品を販売していると評判なのが中古オフィス家具販売のアズマヤ。長年の経験から得た技術により、専任のスタッフが1つ1つの商品を隅々まで丁寧に洗浄しています。機能のメンテナンスもしっかり行われた中古オフィス家具はまるで新品のような美しさ。破損などではなく引越しや移転にともなって不用品となってしまった商品は、このようにまた販売されることが多いのです。
また、オフィスの引越しで大量に出るのが書類などの古紙。これらの古紙は自治会や町内会、業者などを通じて回収されます。集められた古紙はひもやビニールを取り除き、その後のリサイクル方法に応じて分類され、ダンボールやコピー用紙、トイレットペーパーなどに生まれ変わります。他にも、誰でも持っているパソコンやスマートフォンにはレアメタルと呼ばれる貴重な金属が使われており、不用品といえども十分に価値があります。本体が壊れていたり、機種が古かったりしても高値で引き取られることが多いのはこういった理由があります。
不用品と一言でいっても、キレイな状態でまた販売されたり、生まれ変わった姿で再び世に出たりとさまざまな行き先をたどっています。不用品回収は限りある資源を大切に使うことにもつながり、環境保護にもつながるお得なサービス。いらないものだからとただ捨てるのではなく、こういった回収サービスを使うといいのではないでしょうか。