専門性の高いものは売り先に気を付けましょう

部屋で荷造りをする男性

引っ越しや片付けなど、さまざまな理由がきっかけで家の中の不用品を整理することがあることでしょう。その時に出た不用品はどうしていますか?ほんの10年ほど前までは、そのまま廃棄することが一般的でしたが、現在は違います。多くの方がリサイクルショップやネットサービス等を使って、新しい持ち主を探すのではありませんか?買取ってもらえれば処分費用が浮き、引っ越しであれば引っ越し代金にあてられ、ただの片付けであっても臨時収入は悪いものはありません。

不用品であればなんでも買取ってくれるようなサービスもありますが、だからと言ってなんでもひとつの場所に持ち込むことはあまり賢い方法とは言えません。数ある不用品の中でも特に、専門性の高いものは売却先に気を配ることで思っていた以上の高値で買取ってもらえることがあります。

では、その、専門性の高いものとは何があるのでしょう?またそれらを買取ってもらうときの注意点を知っておきましょう。
専門書
たとえば、以下に挙げるようなものが専門性の高いものにあたります。
・専門書
・業務用機器
・計測器類
・工具類

これらのものは「古いし、もう使えないし…」と捨ててしまいがちですが、実は大きな価値を秘めている可能性があります。

特に専門書は注意が必要です。専門書は一般書とは違い、たくさん印刷してもたくさん売れるとは限りません。とはいえ需要がないわけではなく、非常に強い需要があるものの、増販までには至らないというケースが珍しくありません。そのため、初版を逃すと二度と手に入れられないということもなんら珍しいことではなく、日本全国の研究者たちがその一冊を求めています。特に大学生や大学院生といった、比較的若い研究者の場合、その専門書の初版が発売されたころにはまだ子どもか、あるいは生まれておらず、手に入れる機会がなかったということも十二分にあり得ます。熱心な研究者は古本屋を精力的に回り、時には店主に直談判をしてまで専門書を探しています。
スマホを見る男性
専門書は専門外の人からすればなんら価値のないものです。それは、買取サービス側からしても同様のことです。なんでも買取ってくれるサービスは、広く一般に価値のあるものを求めています。そのため、専門書は買取ってもらったところで二束三文にすらならず、挙句処分されてしまうこともあります。そうなっては買取ってもらった側が損をするだけではなく、学問の衰退にもつながりかねない一大事です。そうならないためにも、多少面倒があっても価値を分かっている古本屋に買取ってもらうことをおすすめします。

業務用機材や計測器、工具類も同様です。見たことも、触ったこともないという人々からすれば「こんなものに何の価値があるの?」と疑問に思ってしまいがちですが、例えば、プロ用の包丁や美容師なら必ずもっているシザーは研ぎなおして使えるケースが多く、問題なく動く中古計測器類は、企業からの需要が強くあります。工具類も専門書と似たようなもので、特定のモデルは非常に高値が付くこともあります。また、工具の場合は工具マニアもいるため、需要は未知数と言えます。

これらのような専門的なものを買取ってもらう場合には、専門の買取りサービスを利用しましょう。ネットで申し込み、宅配買取りサービスをしていれば高額買取りが狙えます。シザー買取丸のような、シザー専門買取サービスは、今や珍しいものではありません。

家にある不用品は、一見価値がないように見えても思いもよらない価値があることがあります。なんでも買取ってくれる買取店に持ち込むだけではなく、専門サービスを利用することで思っている以上の高額買取が実現するうえ、困っている誰かの助けになれるかもしれませんよ。