ハウスクリーニングのトラブルとしては、料金と仕上がりに関するものが多くなります。料金についてのトラブルとしては、事前の説明と異なる料金が請求された、依頼していないはずのメニューを実施されて料金を請求されたといった事例が挙げられます。また仕上がりについては、思ったほど綺麗にならなかった、汚れが残っていた、といったことがあります。
このようなトラブルは、主に依頼者との意思疎通不足によるものと業者の悪意によるものの2つに分けられます。意思疎通不足が原因のトラブルは、事前に正確に話し合うことで避けることができます。汚れの度合いは各家庭で異なるため、所要時間や手間、レンジフードやエアコンの機種によっても料金が異なります。そのため、依頼する際には実際に汚れを見てもらってから見積もりをもらう必要があります。掃除後に汚れに気づいたときの保証や家財を破損させてしまった場合の補償など、解約条件も確認しておきましょう。
業者の悪意によるトラブルを避けるには訪問や電話で勧誘されてもその場で契約することはせずに、複数の業者から見積もりを取ってサービス内容を比較検討し、納得できたうえで契約する必要があります。良心的な内容や価格であるかを自分で見分けるのが難しければ、業者団体が設けている技能検定制度を参考にするのも良い手です。万が一トラブルに遭った場合には、消費生活センターや自治体の窓口に相談しましょう。